占星術
測光器
そっこうき意味
測光器は、天体から届く光の量を、選んだ波長帯ごとに数値化する観測装置です。同じ条件で測った標準星と比べることで、天体の明るさや時間による変化を等級として求められます。
解説
望遠鏡が集めた光をフィルターへ通すと、青や赤、近赤外線など、決められた波長帯だけを測れます。光電測光器は受けた光を電気信号へ変え、現在のCCDやCMOSによる測光では、画像上の天体が占める画素の値を足し合わせます。周囲の空も光っているため、近くの空の明るさを測って差し引く処理が必要です。
観測画像には、検出器を読み出す際の信号、熱による電流、画素ごとの感度差も重なります。バイアス、ダーク、フラットと呼ばれる補正画像を使い、天体以外に由来する成分を減らすのが前処理です。その後、明るさが分かっている標準星や同じ視野の比較星を基準にすれば、大気の吸収と装置の感度が観測値へ及ぼす影響を補正できます。
同じ天体を繰り返し測れば、変光星や惑星通過に伴う明るさの変化を光度曲線として記録できます。二つの波長帯で求めた等級の差は「色指数」といい、天体の色や温度を調べる手掛かりです。測光器が示すのは観測者へ届いた光の量であり、天体が本来放つエネルギーや占星術上の意味を直接測る装置ではありません。