占星術

アケルナル

あけるなる 別名:Achernar

意味

アケルナルは、エリダヌス座α星の主星に付けられた固有名で、この星座で最も明るい青白い恒星です。高速で自転するため、赤道方向が極方向より大きく膨らんだ扁平な形をしています。

解説

ヨーロッパ南天天文台は、複数の望遠鏡で集めた光を組み合わせるVLT干渉計を使い、アケルナルの見かけの大きさを方向別に測りました。2003年に公表した観測では長軸と短軸の比が1.56となり、赤道方向の半径は極方向より50パーセント以上大きいと推定されています。この形は、恒星が高速で回転しているために生じます。

アケルナルという名は、アラビア語で「川の終わり」を意味する言葉に由来します。ただし、プトレマイオスの星表でエリダヌス川の末端に置かれていたのは、現在のアカマルに当たるエリダヌス座θ星でした。星座がさらに南へ延長された1600年ごろ、末端を表す名が現在のα星へ移り、国際天文学連合(IAU)は2016年にAchernarを主星(α星A)の固有名として承認しました。

恒星占星術でアケルナルを参照する場合も、名称の来歴と恒星の物理的な形は、占術上の解釈とは別に捉えます。「川の終わり」という語源だけから、人生の終点や結末を示す星だと決めることはできません。位置を照合するときは、採用する星表の年代、解釈の出典、出生図上の黄経(黄道に沿った位置)を分けて記すと、名称からの連想と計算で求めた位置を混同せずに済みます。