占星術

ディフダ

でぃふだ 別名:Diphda・Deneb Kaitos・デネブ・カイトス

意味

ディフダは、くじら座β星の固有名です。実視等級は約2.0で、β星という符号ながら、くじら座では最も明るく、肉眼で橙色に見える巨星です。

解説

スペクトル型はG9.5IIIに分類されています。末尾のIIIは、恒星が主系列段階を終えて半径を増した巨星であることを示す光度階級です。星図では海の怪物として描かれるくじら座の尾に位置しますが、星そのものの性質と星座絵は別の情報です。

ディフダという名は、アラビア語の「第二の蛙」を縮めた呼び名に由来します。この命名体系で「第一の蛙」とされたのは、みなみのうお座のフォーマルハウトです。くじら座の図像から直接生まれた名ではないため、星座絵だけでは名称の由来を説明できません。

プトレマイオスの『テトラビブロス』は、くじら座の星々を土星に似ると記しています。これは古典占星術上の分類であり、G9.5IIIという現代天文学のスペクトル分類とは役割が異なります。