占星術

カペラ

かぺら 別名:Capella

意味

カペラは、ぎょしゃ座α星Aaに付けられた固有名です。IAUの一覧では実視等級0.08で、肉眼では一つの黄色い星に見えます。北半球の冬には、ぎょしゃ座を探す目印になります。

解説

カペラ系は、互いの周りを回る二組の連星から成る四重星系です。肉眼で一星に見える光の中心は、G8III型とG1III型の二つの巨星が作る近接連星です。そこから離れた位置には、暗い赤色矮星二星の組があります。巨星とは、主系列星の段階を離れて半径と光度が大きくなった恒星です。

Capellaはラテン語で「雌山羊」を指し、古代ギリシャ語の星名も「山羊」を意味しました。Capellaは文法上の指小形ですが、古代の星名では、動物そのものと星を区別するために使われた可能性があります。名称だけでは山羊の年齢や大きさまで決まりません。特定の山羊アマルテイアだけを、固有名の唯一の由来とする説明には注意が必要です。

プトレマイオスの『テトラビブロス』は、ぎょしゃ座の明るい星々を火星と水星に似るとまとめています。ここで示されるのは星座内の複数の明るい星に対する古典占星術上の分類です。ラテン語名の山羊や、四重星という天文学上の構造から直接導いた解釈ではありません。