占星術
メンカリナン
めんかりなん 別名:Menkalinan意味
メンカリナンは、ぎょしゃ座β星Aaに付けられた固有名です。見かけの等級は1.90。約81光年先にある食連星の主星で、肉眼では一つの白い星に見えます。
解説
食連星とは、二つの星が互いの周りを回り、地球から見て一方がもう一方の前を通るたびに明るさが変わる連星です。メンカリナンの近接した二星はいずれもA1 IV型の準巨星で、約3.96日で一周します。肉眼で見える光には二星の光が重なっています。
国際天文学連合の固有名は、近接した二星のうちAaと呼ばれる主星へ付けられています。β星という呼び方は近接した連星をまとめて指すため、星名が付く対象と肉眼で見える光の単位は同じではありません。
Menkalinanは、アラビア語で「手綱を持つ者の肩」を意味する名に由来します。「手綱を持つ者」は、ぎょしゃ座で表される御者のことです。国際天文学連合は2016年、Menkalinanをぎょしゃ座β星Aaの固有名として承認しました。
古典占星術では、プトレマイオスがぎょしゃ座の明るい星々へ火星と水星の性質を配しました。これは御者の図像と星座を対象にした古代の象徴体系です。二星が互いを隠す食や約3.96日の公転周期は、観測に基づく連星系の性質です。