占星術

マルカブ

まるかぶ 別名:Markab

意味

マルカブは、ペガスス座α星に付けられた固有名です。見かけの等級は2.49。白く見えるA型準巨星で、地球から約133光年離れています。

解説

スペクトル型はA0 IVです。A0は太陽より表面温度が高く白く見える恒星、IVは主系列星から巨星へ移る途中の準巨星を示します。

マルカブ、シェアト、アルゲニブ、アルフェラッツを結んだ大きな四角形が、「ペガススの大四辺形」です。マルカブは南西の角に当たり、秋の夜空でペガスス座やアンドロメダ座を探す目印になります。

Markabという名は、アラビア語で「馬の肩」を意味するMankib al-Farasを縮めた形と考えられています。ただし、このアラビア語名が指していたのは現在のシェアト、ペガスス座β星でした。中世後期にα星へ移され、国際天文学連合は2016年、移った後の用法を固有名として承認しています。現在の星名だけから、古い星図上の身体位置を判断することはできません。

古典占星術では、プトレマイオスがペガスス座の明るい星々へ火星と水星の性質を配しました。これは古代の象徴上の分類です。A0 IVというスペクトル型や大四辺形での位置は、観測と現代の星図に基づく天文学上の情報です。