占星術

シェアト

しぇあと 別名:Scheat

意味

シェアトは、ペガスス座β星に付けられた固有名です。見かけの等級は2.44で、約196光年先にある赤く見えるM型巨星です。秋の四辺形の一角を作ります。

解説

スペクトル型はM2.5 II-IIIです。M2.5は表面温度が低く赤く見えること、II-IIIは巨星と輝巨星の中間的な性質を持つことを表します。シェアトはゆっくり明るさが変わる長周期変光星です。複数の望遠鏡で受けた光を重ねる干渉観測では、一酸化炭素(CO)を含む分子層と、理論モデルの予測より外へ広がる大気が捉えられました。

Scheatの語源は、アラビア語で「すね」を意味するal-saqです。ただし、アラビア語版の『アルマゲスト』では、この語がみずがめ座δ星の位置説明に使われていました。中世後期にペガスス座の星名へ移され、国際天文学連合は2016年にペガスス座β星の固有名として承認しています。現在の星図でペガススのすねにあるから生まれた名ではありません。

プトレマイオスは、ペガスス座に描かれた馬の明るい星々へ火星と水星の性質を配しました。固定星占星術でシェアトを読む場合、この古典分類が占術上の典拠になります。変光や大気の広がりは観測で確かめられる現象であり、未来の事故を示す徴候ではありません。