占星術
ウェズン
うぇずん 別名:Wezen意味
ウェズンは、おおいぬ座δ星の固有名です。見かけの明るさは1.83等で、肉眼では明るい黄白色の星に見えますが、実体は太陽よりはるかに明るいF型超巨星です。
解説
SIMBADはウェズンのスペクトル型をF8Iaと記録しています。F8は黄白色に見える表面温度帯、Iaはとりわけ光度の大きい超巨星を表す記号です。星名そのものは恒星の質量を示しているわけではありません。
Wezenは、アラビア語で「重さ」を表すal-waznに由来します。ただし、もとは別の星と対になった名で、どの二星を指していたのか、なぜ「重さ」と呼んだのかは確定していません。現在のおおいぬ座δ星への適用も比較的新しいため、語源だけからこの星の物語を断定するのは避けます。
プトレマイオスは『テトラビブロス』で、おおいぬ座の口にある明るい星シリウスを木星と火星、それ以外の星を金星に似た性質へ分類しました。ウェズンは後者に含まれます。占星術で語られる責任や重荷は「重さ」という語から発展した後世の象徴であり、この古典分類や恒星の物理的な重さから直接導かれた意味ではありません。