占星術
アルドラ
あるどら 別名:Aludra意味
アルドラは、おおいぬ座η星に付けられた固有名です。犬の尾に当たる位置で青白く輝く超巨星で、国際天文学連合(IAU)の一覧では実視等級2.45とされています。
解説
スペクトル分類はB5Iaで、表面温度が高いB型の青色超巨星です。超巨星とは、大質量星が進化して半径と光度を大きくした段階を指します。アルドラが肉眼で見えるのは、この大きな光度によるものです。
Aludraは、アラビア語のal-'udhra(処女性)に由来するとされます。もとは、おおいぬ座のε星、δ星、η星、ο2星をまとめた星群名でした。語源を複数の「乙女たち」と説明する資料もありますが、星名研究では単数形の抽象名として整理されており、現在の一星だけの姿を表す名前ではありません。
プトレマイオスの『テトラビブロス』は、おおいぬ座の口にある明るい星を木星と火星、その他の星を金星に似た性質へ分類しています。アルドラは後者に含まれますが、これは星座内の位置による古典的な分類です。アルドラへ「奉仕」や「追随」を直接割り当てた記述ではないため、名前から発展した後世の象徴とは分けて参照します。