占星術
天球
てんきゅう意味
天球は、観測者を中心に天体の見かけの位置を映す仮想の球面です。実在する物体ではありません。空の方向を角度で表す座標の土台として使われます。
解説
月や惑星、恒星は地球からの距離が大きく異なりますが、地上からは同じ丸天井に並ぶように見えます。その見かけの方向を一つの球面へ投影したものが天球です。天文学では天体までの距離そのものと分けて、観測者から見た方向や二点間の角距離を整理する時に使います。
天球上には、地球の赤道を延ばした天の赤道、地球の自転軸を延ばした天の極、太陽の通り道に当たる黄道などを置けます。赤経と赤緯は、地球上の経度と緯度に似た考え方で天体の位置を示す座標です。一方、地平線や天頂は観測場所によって変わるため、同じ時刻でも見える空は場所ごとに異なります。
占星術のホロスコープも、指定した時刻と場所から見た天体の位置を円へ配置します。サインとハウスは占星術で使う区分で、天球そのものとは定義が異なります。天球は天体の方向を表す天文学上の枠組みです。占星術では、その配置へ性格や出来事の象徴を割り当てます。