哲学・心理
ギャンブラーの誤謬
ぎゃんぶらーのごびゅう 別名:gambler's fallacy・gambler’s fallacy・賭博者の誤謬意味
ギャンブラーの誤謬は、互いに影響しない偶然の出来事が続いた時に、「次は反対の結果が出る可能性が高い」と考える誤りです。互いに影響しない出来事を独立した事象と呼びます。公平な硬貨を投げて表が続いても、次に裏が出る確率は高くなりません。
解説
トヴェルスキーとカーネマンは、人が短い偶然の並びにも、全体と同じ割合やばらつきが現れると期待しやすいことを論じました。表が何度も続くと、均衡を取り戻すために次は裏が出ると感じます。しかし、公平な硬貨の各投は前の結果に左右されないため、次に表と裏が出る確率はどちらも二分の一です。偶然の系列には、同じ結果が続くこともあります。
この誤りが当てはまるのは、結果が独立している場合です。カードを一枚引くたびに戻して十分に混ぜ直せば、同じカードを引く確率は毎回変わりません。一方、一度引いたカードを戻さない展開では、山札に残るカードの構成が変わるため、次の確率も変化します。抽選方法を確かめずに、すべての連続結果をギャンブラーの誤謬と呼ぶことはできません。
占いでは、「悪いカードが続いたから次は良いカードが出るはずだ」と考えて引き直すと、望む結果が出るまで抽選を続けることになります。引く枚数、カードを戻すかどうか、引き直しの条件を先に決めておくのが、途中で規則を変えない方法です。カードが続けて現れた意味を考える場合も、確率上起こりうる連続と、相談内容への解釈を分けます。