哲学・心理

コミットメント装置

こみっとめんとそうち 別名:commitment device・事前拘束

意味

コミットメント装置は、将来の誘惑や迷いを見越し、長期的な目標を守れるように自分の選択肢をあらかじめ調整する仕組みです。締切、予算の上限、自動積立、利用制限などが例に挙げられます。

解説

人は、将来のために決めたことでも、目先の不安や楽しさが強くなると方針を変える場合があります。コミットメント装置は、その変化を予想し、望まない選択を取りにくくする仕組みです。選択肢を物理的に止めたり違反時に費用が生じたりする強い方法もあれば、予定の共有や通知によって決意を支える穏やかな方法もあります。

アリエリーとヴェルテンブロッホの実験では、学生は先延ばしを防ぐために自分で締切を設定し、その締切には一定の効果がありました。一方、自分で決めた締切は、外部から均等に設定された締切ほど成績を改善しませんでした。仕組みを置くだけで解決するとは限らず、期限や制限の設計も結果に影響します。

不安から同じ内容の鑑定を繰り返してしまう時は、月の予算、利用回数、同じ質問を再び占うまでの日数を先に決めておけます。決めた内容をカレンダーへ登録したり、信頼できる人と共有したりする方法も有効です。さらに、生活や安全に必要な支援まで止めないよう、緊急時の相談先と制限を見直す条件も一緒に定めます。