占い

土用

どよう 別名:土旺用事・どよう

意味

土用は、立春、立夏、立秋、立冬の直前に置かれる十七日から十九日ほどの期間で、年に四回あります。五行説の「土」を各季節の末に割り当てた暦上の区分で、夏以外にも春、秋、冬の土用があります。

解説

五行説では、春を木、夏を火、秋を金、冬を水に対応させると、土に当たる季節が残ります。そこで各季節の末から約十八日ずつを取り、土用としました。現在の土用の入りは太陽黄経二九七度、二七度、一一七度、二〇七度となる日です。それぞれ立春、立夏、立秋、立冬の基準となる黄経より十八度前に当たります。

暦に示される「土用」は通常、期間の初日である土用の入りを指します。そこから次の立春、立夏、立秋、立冬の前日までが一つの土用です。太陽の位置から求めるため、入りの月日は年ごとに動き、国立天文台の二十四節気・雑節の表で四回の日付をたどれます。二十四節気とは異なり、土用は季節の移り変わりを補う雑節の一つです。

「土用の丑の日」とは、四回ある土用の期間に、日ごとに巡る十二支の丑が重なる日です。十二支は十二日で一巡し、約十八日の土用には丑の日が一度または二度入ります。広く知られているのは夏の土用です。この呼び方は春、秋、冬にも当てはまり、それぞれの土用に丑の日が生じます。日付を確かめる時は、先に土用の期間を求め、その中から丑の日を探します。

夏の土用の丑の日に鰻を食べる習慣は、少なくとも江戸時代に行われていたと農林水産省の資料に記されています。始まりを平賀源内の発案とする説は有名ですが、同省も複数ある由来の一説として紹介しています。したがって、鰻を食べる習慣は現在の文化的な結びつきとして説明し、土用そのものの定義や確定した起源とは分けておくのが適切です。

暦占で土用を読む場合、入りと明けの日付は暦上の事実、土の気や過ごし方に結びつける文は五行や暦注にもとづく解釈です。工事、移動、体調管理は、天候、工程、医療情報など現実の条件から判断します。雑節のページで暦上の位置を、五行のページで土との対応を、二十四節気のページで四立の基準をたどると、土用の成り立ちを段階的に理解できます。