石
ペリドット
ぺりどっと 別名:Peridot意味
ペリドットは、マグネシウムに富むオリビンのうち、透明で黄緑色から緑色を示し、宝石に用いられる材料です。色は結晶構造に含まれる鉄に由来します。光、太陽、護符という意味は、色と歴史的な伝承から導く象徴解釈です。
解説
オリビンは、マグネシウムを主成分とするフォルステライトと、鉄を主成分とするファヤライトの間で組成が連続的に変わる鉱物群です。宝石質のペリドットは、このうちマグネシウムに富む側に位置します。鉱物学ではオリビンに分類され、宝石として使える色と透明度を備えた材料をペリドットと呼びます。
結晶構造へ入った二価鉄が可視光の一部を吸収し、黄緑色から緑色を生みます。多くの宝石が微量の不純物で色づくのに対し、ペリドットでは鉄が化学組成の一部です。色の範囲は緑黄、黄緑、純緑、褐緑までと比較的狭く、一般には黄緑色が多く見られます。色を記録する時は、照明をそろえ、色相、明るさ、鮮やかさを分けて見ます。
ペリドットの多くは、地球上部マントルの岩石に含まれるオリビンが、玄武岩質の噴火によって地表近くへ運ばれたものです。別の産地では、持ち上げられたかんらん岩へ流体が作用した環境で結晶が育ちます。鉄ニッケルとオリビンから成る石鉄隕石のパラサイトにも宝石質の個体がありますが、流通する地球外ペリドットはまれです。
拡大すると、黒い鉱物結晶や、周囲に円盤状の亀裂を伴うリリーパッドと呼ばれる内部特徴が見つかる場合があります。屈折率、比重、吸収スペクトル、包有物を組み合わせればオリビンを識別できますが、地球産かパラサイト由来かの判定には微量元素の分析が必要です。産地や地球外起源を判定する時は、緑色の見た目に加えて分析データを使います。
モース硬度は6.5から7で、日常の装身具に使える一方、強い打撃や急な温度変化で割れるおそれがあります。手入れの基本は、温かな石けん水による手洗いです。超音波洗浄と蒸気洗浄は避けます。モース硬度は表面の傷つきにくさを比べる値であり、落下や石座の緩みに対する安全性とは別の指標です。
古代エジプトに関する伝承では、ペリドットは光や太陽と結び付けられ、夜の恐怖や悪霊を遠ざける護符ともみなされました。これは歴史的な信仰の記録であり、現代の健康や安全への効果を示す科学的証拠とは区別が必要です。タロットで黄緑色、透明度、光の反射を観察した後、それらを希望や保護へ結び付ける段階が占術上の解釈です。いま守りたい予定や約束は何で、期限、連絡先、予備案のどれを決めると現実の備えになりますか?