象徴

説卦伝

せっかでん

意味

説卦伝は、乾・坤・震・巽・坎・離・艮・兌の八卦について、自然像、性質、方位、家族、身体、動物などの対応をまとめた易伝です。三本の線からできる八卦が何を象徴するかを調べる基本資料になります。

解説

本文は、乾を健、坤を順、震を動、巽を入、坎を陥、離を麗、艮を止、兌を説と表します。さらに、乾は天・父・首・馬、坤は地・母・腹・牛というように、同じ八卦へ複数の対応を重ねます。ここで列挙される語は、伝文が八卦の図形へ結び付けた象徴です。線の形と伝文による対応は、情報の層を分けて確かめます。

説卦伝には、「天地定位」で始まる八卦の対置と、「帝出乎震」で始まる方位や季節の展開が並び、八卦どうしの関係を異なる角度から示します。本文では、こうした複数の対応を個別に列挙しています。固定した八卦図へまとめる場合は、採用した後世の注釈や図式の明記が必要です。占筮では得た上下卦を図どおりに確かめ、問いに関係する対応を選びます。その後、卦辞と爻辞を参照して判断の範囲を絞る、という順序です。