哲学・心理
小象伝
しょうしょうでん意味
小象伝は、『周易』の各爻辞に添えられた短い解説文です。爻の位置や陰陽、上下の関係から、爻辞の判断がどのように導かれるかを補います。
解説
大象伝が上下の三爻卦から卦全体の自然像を読むのに対し、小象伝は六本の爻のうち一つの位置に焦点を合わせます。伝本や注釈では、爻辞の後に「象曰」として置かれる形が一般的ですが、経文と伝の並びには異同があります。
易占ではまず相談の対象と該当する爻辞を確認し、小象伝はその文章の理由や条件を補う注釈として参照します。現代の出来事へ移す時は、古典の人物関係や制度をそのまま断定せず、卦の構造と相談内容を分けて意味を考えます。