ハーブ

ジャスミン

じゃすみん

意味

ジャスミンは、モクセイ科ソケイ属(Jasminum)の約200種をまとめる名称です。つる性または低木の種が多く、白や黄を中心とする芳香花は、茶、香料、花輪、園芸に使われます。

解説

利用法は種によって異なり、マツリカ(Jasminum sambac)の花は中国の花茶へ香りを移す材料や、フィリピンなどの花輪に用いられます。オオバナソケイ(Jasminum grandiflorum)やマツリカから作るアブソリュートは、花の香気成分を抽出した濃縮香料です。一方、茶に使う花と肌へ触れる香料では、用途ごとに製造法と安全基準を区別する必要があります。

園芸名の「ジャスミン」「ジェサミン」には、ソケイ属以外の植物も入ります。スタージャスミンはキョウチクトウ科のTrachelospermum、ナイトブルーミングジャスミンはナス科のCestrum、カロライナジェサミンはゲルセミウム科のGelsemiumです。後二者を含む一部の別属植物には強い毒性があります。飲用・食用の判断には、学名と製品表示を用います。

マツリカはフィリピンで純潔、誠実、希望を表す国花とされ、花輪は宗教的な供物や装飾に使われます。中国の花茶は客を迎え、人間関係を結ぶ茶文化の一部です。愛情、歓待、夜の静けさといった占術上の意味は、こうした花の利用と香りの経験をもとにした文化的な連想です。心身への治療効果は、臨床研究など別の根拠で評価します。