タロット

シャッフル

しゃっふる 別名:Shuffle・シャッフリング

意味

シャッフルは、タロットカードの順序を変え、どの札を引くかを展開前に固定できない状態へ整える操作です。混ぜ方、カットの手順、正位置と逆位置の扱いを先に決めると、抽出の条件が明確になります。

解説

カードは、手の中で小分けに移す、机の上へ広げて混ぜる、複数の山に分けて戻すなどの方法で順序を変えます。混ざり方を左右する条件は、方法と回数です。反復回数を調べた数学研究は、52枚のカードを使うリフルシャッフルを対象としたものです。78枚のタロットや別の混ぜ方には、それぞれの条件に合う回数があります。また、手の大きさとカードの厚みに合う方法を選び、折れや傷を避けることも実用上の条件です。

タロットの資料には、複数の手順が見られます。A・E・ウェイトはケルト十字法で、札を裏向きに保ったまま混ぜて三度カットするよう記しました。別の展開法は、全体を混ぜる途中で数枚の上下を反転させ、相談者が左手でカットするという内容です。S・L・マグレガー・メイザースの1888年の手引きも、相談者が混ぜてカットし、正逆が生じるよう一部を反転させる手順を示しています。いずれも各著者が採用した実占手順であり、混ぜ方とカットの規則は資料ごとに異なります。

正逆の選択によって、シャッフル前のカードの向きが変わります。逆位置を使う場合は上下をそろえたカードの一部を半回転させ、正位置だけで読むなら上端を保ったまま順序を混ぜます。途中で向きの規則を変えると、逆位置が意図して加えられたのか、手元で偶然回ったのかの判別が曖昧です。採用する向きと、その向きに与える意味を展開前に決めておくと、カードが出た後の都合で規則を変えずに済みます。

実際の展開では、質問とスプレッドを先に決めます。その後に選ぶ条件は、正逆の採用、混ぜ方、終了条件です。終了条件を回数、時間、一巡した感覚などから一つ選んで保ち、その後にカットして決めた位置へカードを置きます。記録を残す場合は、質問、デッキ名、スプレッド、正逆の規則もカード結果と一緒に書くと、後から同じ条件で読み直せます。