象徴

外的焦点化

がいてきしょうてんか

意味

外的焦点化は、人物の内面を直接語らずに、外から見える行動、発話、表情、状況に情報を限る語り方です。読者はその手掛かりから心情を推し量りますが、語りが示した事実と読者の推測は別の層にあります。

解説

ジュネットは焦点化を、誰が語るかとは別に、物語の情報がどこまで開かれているかを考える枠組みとして整理しました。外的焦点化では、人物の発話、姿勢、表情、周囲の状況が、情報を受け取る主な手掛かりになります。

例えば、人物が返事をしない、視線をそらす、約束を変えると書かれても、その理由を決めるには本文の別の手掛かりが要ります。相談の記録では「返信が三日ない」「約束が変更された」を事実欄に置き、心情の仮説は別に残します。カードの象徴は仮説を広げる入口で、相手の意図を確かめる根拠は会話と記録です。