タロット

クイーン

くいーん 別名:Queen・女王

意味

クイーンは、タロットの四つのスートに一枚ずつある人物札(コートカード)の階級です。ウェイト=スミス版では四人とも玉座に座りますが、持ち物、視線、背景が異なり、関係の築き方や状況への応じ方もスートごとに変わります。

解説

ウェイト=スミス版の人物札は、各スートにあるペイジ、ナイト、クイーン、キングの四階級です。クイーンという階級名が同じでも、持ち物や姿勢に違いがあるため、最初にスートを見分けます。次に、人物が何を持ち、どこへ注意を向けているかを確かめると、四枚の役割を切り分けられます。

ワンドのクイーンは杖とヒマワリを持ち、獅子を刻んだ玉座の前には黒い猫がいます。カップのクイーンは水辺で、装飾され蓋の付いた杯を見つめる姿です。ソードのクイーンは剣を垂直に掲げ、反対の手を前へ伸ばしています。ペンタクルのクイーンは植物に囲まれ、膝のペンタクルへ視線を落とし、足元近くにはウサギが見えます。これらはカード上で確認できる図像です。

ウェイトは正位置の意味として、ワンドに親しさや誠実さ、カップに愛情ある知性や幸福、ソードに悲しみや不在、ペンタクルに豊かさや寛大さ、安全を挙げました。四枚すべてを養育や受容だけで読むと、ソードの明確な判断や、ワンドの対外的な働きを取りこぼします。占術では、スートごとの意味、人物の姿勢、質問の主語、カードの位置を重ねて役割を絞ります。

ウェイトの解説には、クイーンを一定年齢以上の女性へ割り当て、スートごとに髪や目の色を示す歴史的な人物対応もあります。同じ章で、外見だけに固定せず気質を考慮する余地にも触れています。このサイトでは、実在する人の性別、年齢、容姿をカードから推定する読みは対象外です。特定の人物、相談者が引き受ける役割、状況への向き合い方のどれを示すかを、質問と周囲のカードから検討します。