タロット
キング
きんぐ意味
キングは、タロットの四つのスートに一枚ずつある人物札(コートカード)の階級です。ウェイト=スミス版では四人とも王冠を着けて玉座に座りますが、手にする物と背景が異なり、判断や責任の表れ方もスートごとに変わります。
解説
ウェイト=スミス版の小アルカナには、ワンド、カップ、ソード、ペンタクルの各スートにキングが一枚ずつあります。この版はアーサー・ウェイトが構成し、パメラ・コールマン・スミスが描いたデッキで、1909年に初版が刊行されました。キングという階級だけを先に人物へ当てはめると、四枚の違いが薄れます。最初に、どのスートのキングが出たかを確かめます。
ワンドのキングは花の付いた杖を持ち、玉座には獅子が描かれています。カップのキングは杯と笏を手にし、玉座の周囲には海、船、跳ねる生き物があります。ソードのキングは正面を向き、抜いた剣を掲げる姿です。ペンタクルのキングは笏と一枚のペンタクルを持ち、牡牛の頭がある玉座に座ります。これらはカードで確認できる図像です。
ウェイトは、ワンドに誠実さ、カップに責任と公平さ、ソードに判断・命令・法、ペンタクルに事業と実務的な知性を挙げました。これらは占術上の意味であり、王冠や玉座は四枚に共通する図像です。相談では、質問の主語とカードの位置を確かめた上で、判断する人、引き受ける役割、運営の方法のどれを指すか検討します。