象徴
リチュアル
りちゅある意味
リチュアルは、決まった時機、場所、順序、所作を通して、共同体の信念や生活上の節目を形にする儀礼です。宗教の祭祀、通過儀礼、季節の行事などに現れ、参加者の帰属や役割を確かめる働きを持ちます。
解説
人類学でいうリチュアルには、共同体で学ばれ、共有される行為が含まれます。参加者、時間や場所、言葉や物品を定めることで、日常の反復とは異なる役割が生まれる。UNESCOは社会的実践・儀礼・祝祭を、共同体の生活を形づくり、季節、農事暦、人生の段階と結び付くものとして示しています。
ファン・ヘネップは、誕生、成人、婚姻、葬送などに伴う通過儀礼を、分離、移行、統合という三つの局面で考えました。この枠組みは、社会的な地位や関係が変わる場面を捉える手がかりです。個々の儀礼の意味は、担い手、歴史、規範を確かめて理解します。
カードを引く前に呼吸を整え、机を片付け、質問を書き留める人もいる。そのような個人の行為をリチュアルと呼ぶ人もいる。ここでは、意図を定め、始める合図をつくる私的な習慣として説明できます。聖具、香草、祈りなど文化的・宗教的な重みを持つ要素へ触れる時は、由来、使用上の決まり、当事者の位置づけを確かめます。