石
ハウライト
はうらいと 別名:Howlite意味
ハウライトは、化学式Ca2B5SiO9(OH)5で表される白色の硼酸塩鉱物です。肉眼で見かける標本は、粒が集まった塊状や結節状のものが多く、チョーク状から磁器のような質感を示します。装飾用のビーズやカボションに加工され、染色された製品も流通します。
解説
ハウライトは、カルシウム、ホウ素、ケイ素を含む硼酸塩鉱物です。硼酸塩とは、ホウ素を含む化合物からなる鉱物の分類です。結晶分類は単斜晶系ですが、標本では結晶が集まった白い結節や塊が目立ちます。薄い破片にはわずかに光を通す例があり、モース硬度はおよそ3.5です。宝飾品の表面には傷が付き得るため、扱い方は形状や仕立てによって変わります。
ハウライトは、ホウ素を多く含む鉱床で見つかります。鉱床は、地殻内に特定の鉱物が集まった場所です。同じような環境にはウレキサイトやコールマナイトなど、ホウ素を含む別の鉱物が伴う場合があります。白地に灰色や黒色の線状模様が見える標本もありますが、その模様だけでは産地や鉱物名を決められません。
ハウライトは染色に使われる素材の一つです。青く染めた製品はターコイズに似た外観になることがありますが、ハウライトとターコイズは成分も鉱物の分類も別です。染色や充填などの処理そのものと、天然色・処理内容の表示は分けて考えます。色、模様、商品名だけで判定せず、販売時の処理開示、鑑別書、必要なら専門家の検査を確認することが大切です。
占いで、白い地と加えられた色を、見えている印象と確認が必要な情報を分ける比喩にする場合があります。この連想は装飾材の見え方と加工の違いを人の判断へ重ねた文化的な読みです。ハウライトが心を落ち着かせたり、出来事を導いたりするという科学的根拠を示すものではありません。