石

マグネタイト

まぐねたいと 別名:Magnetite・磁鉄鉱

意味

マグネタイトは、化学式Fe3O4をもつ黒色の酸化鉄鉱物で、日本語では磁鉄鉱とも呼ばれます。強い磁性を示すことが特徴で、鉄鉱石の主要な鉱物の一つです。八面体に近い結晶や粒状・塊状の集合として見つかり、火成岩、変成岩、縞状鉄鉱層などに含まれます。

解説

マグネタイトは、鉄と酸素からなるFe3O4の鉱物です。スピネルグループに属する立方晶系の結晶で、黒色の八面体、まれに十二面体の結晶になるほか、粒状や塊状でも現れます。金属光沢から半金属光沢を示すものがあり、粉末の色を確かめる条痕も黒色です。

磁性とは、物質が磁場に反応する性質です。マグネタイトは強い磁性を示しますが、磁石に付く黒い石がすべてマグネタイトとは限りません。硬度はおよそ5.5から6.5で、同じ鉄の酸化鉱物でも赤褐色の条痕を残すヘマタイトとは見分ける手掛かりが異なります。結晶の形、条痕、周囲の岩石、必要なら分析を合わせて確かめます。

マグネタイトは火成岩や変成岩に少量含まれることがあり、マグマ中で鉄に富む成分が分かれて集まる場所や、堆積した縞状鉄鉱層では大きな鉱床をつくることがあります。鉄鉱石とは、還元して金属鉄を得られる鉱物資源の呼び方です。マグネタイトとヘマタイトはその代表で、製鉄に必要な鉄の原料として利用されます。

占いで、磁場に明確に反応する性質を、気になる出来事にすぐ結論を出さず、何へ反応しているのかを見分ける比喩にする場合があります。この読みは物理的な磁性を人の状況へ重ねた文化的な連想です。マグネタイトが縁や幸運を引き寄せるという科学的根拠を示すものではありません。