象徴

図像体系

ずぞうたいけい

意味

図像体系は、一組の作品に現れる人物や物、その組合せが作る意味のまとまりです。タロットでは、同じデッキに繰り返し描かれるものと、札ごとの構図の違いが手がかりになります。

解説

図像とは、絵に描かれた人物や物、それらを組み合わせた場面のことです。一枚の札で持ち物や視線を確かめるのが図像観察で、ほかの札との共通点や違いまで比べると、デッキ全体の図像体系を考えることにつながります。札の枚数や名称なども含むデッキ体系の中で、図像体系は絵と意味の関係に注目する言葉です。

このサイトのカード画像では、「カップの2」に二人が杯を持って向き合う場面が描かれ、「カップの3」では三人が杯を高く掲げています。ここで絵から分かるのは、杯が共通する一方で、人数と動作が異なることです。占術では、前者は二者の好意や合意、後者は仲間と喜びを分かち合うことに結び付けられます。こうした対人関係の意味は、絵を手がかりにした解釈です。共通の道具に注目しながら場面全体を比べると、二枚の意味の違いも理解しやすくなります。

ただし、同じ花や色が複数の札にあるだけでは、共通の意味が意図されているかは決まりません。制作者の解説に対応する説明があれば、その根拠を示せます。自分で見つけた似た形や配色については、観察した共通点と、そこから連想した意味を分けて記すと、ほかの人にも解釈の理由が伝わります。