タロット
デッキ体系
でっきたいけい意味
デッキ体系は、カード名、番号、スート、宮廷札、図像、占術対応を一組として運用するための規則のまとまりです。出版社や印刷時期による刊行形態を示す「デッキの版」とは区別します。
解説
実占やデッキ比較でいう体系には、カードへ印刷された名称や番号と、解説書が定める対応の両方が入ります。ウェイト=スミス版では力がVIII、正義がXIで、宮廷札はキング、クイーン、ナイト、ペイジです。トート・タロットではVIIIがアジャストメント、XIがラストとなり、宮廷札にはナイト、クイーン、プリンス、プリンセスを使います。同じ78枚構成でも、体系ごとに名称と配置が変わります。
題名、番号、スート記号、人物の姿、持ち物は、現物を見て確かめられる図像上の事実です。一方、トート・タロットでワンドを火、カップを水、ソードを風、ディスクを地へ配当するような対応は、解説書に基づく占術上の規則に当たります。絵に見える炎や水は図像、その札を特定の元素や生活領域へ結び付ける働きは解釈です。
体系を混ぜずに読むための起点は、基準とするデッキ名と版の記録です。次に、大アルカナの題名と番号、四スートと宮廷札の名称、元素対応、逆位置を使うかどうかを解説書でそろえ、別体系から借りた項目には出典を添えます。この記録があれば、印刷差を調べる「版」と、読みの規則を比べる「体系」を分けて追跡できます。