タロット

78枚構成

ななじゅうはちまいこうせい

意味

78枚構成は、四スート56枚に21枚の切り札と愚者1枚を加えた、現在一般的なタロットの組み方です。現代の占術では、前者を小アルカナ、切り札と愚者の計22枚を大アルカナと呼びます。

解説

56枚の内訳は、各スートにエースから10までの数札10枚と宮廷札4枚を置く14枚構成が四組です。そこへ21枚の切り札と愚者を加えた合計が78枚となります。メトロポリタン美術館の展示資料によると、15世紀のヴィスコンティ=スフォルツァ系デッキも同じ完組を想定していましたが、現存する札は74枚または67枚です。設計上の完組と現在残る枚数は分けて記録します。

タロットの枚数には、時代、地域、ゲームによって別の形もあります。V&A所蔵のミンキアーテは、基本的な切り札に四徳、四元素、十二星座などを加えた97枚構成です。大英博物館は、17世紀ボローニャで作られた62枚完組のタロッキーノを所蔵しています。78枚構成は現代デッキを比べる基準とし、歴史資料は作品固有の構成で捉えます。

手元のデッキを調べる際は、総数に続いて、四スートが各14枚そろうか、切り札が21枚あるか、愚者が含まれるかを数えます。箱と付属解説書に追加札、差し替え札、予備札の記載があれば、その役割も残します。カード枚数と印刷された名称は出版上の事実です。大アルカナ22枚を心理的な成長の道筋として読む段階は占術上の解釈に当たるため、構成の説明とは項目を分けます。