タロット
悪魔
あくま 別名:The Devil意味
悪魔は、ウェイト=スミス版の大アルカナXVです。Marminでは、欲望、恐れ、依存によって選択肢が見えにくくなり、離れにくさが生じた状態を点検するカードとします。
解説
札面の中心は、山羊の角と蝙蝠の翼を持ち、台座に座る像です。右手を上げた一方で、左手の松明は下を向いています。台座の輪から伸びた鎖は男女の首へつながり、二人には角と尾があります。像の額には逆向きの五芒星も描かれました。ここまでが目視できる構成で、束縛や欲望の支配という意味は図像から導く解釈です。
ウェイトはこの像を「奴隷化された者の主人」と説明しました。1910年の占術語義では、正位置に暴力、激しさ、強制力、宿命など、逆位置に弱さ、狭量さ、盲目などが挙げられています。現在よく使われる「逆位置は束縛からの解放」という読みは、ウェイトの語義をそのまま言い換えたものではありません。現代の実占で発展した解釈として区別します。
Marminの正位置は、時間、お金、契約、連絡頻度など、離れにくさを保つ条件を洗い出す時です。逆位置は、その仕組みに気づいて距離を取り始める場合と、無力感が強まる場合の両方を検討します。暴力、強制、依存症が関わる状況では、カードの向きだけで安全を判断せず、現実の状況に合う相談先や支援へつなげます。