神話
ベレロフォンとキマイラ
べれろふぉんときまいら意味
ベレロフォンとキマイラは、英雄ベレロフォンが翼のある馬ペガサスに乗り、ライオン・ヤギ・蛇の特徴を併せ持つ火を吐く怪物キマイラを倒す神話図像です。空を進む騎手と、複数の動物が一体になった怪物の組み合わせが、人物を見分ける手がかりになります。
解説
『イリアス』では、ベレロフォンは自分の死を求める密書を持たされ、手紙を受け取ったリュキア王からキマイラ退治を命じられます。キマイラは前がライオン、中央がヤギ、後ろが蛇で、火を吐く怪物です。この叙事詩は討伐を語り、ヘシオドスや後代の物語が翼のある馬との共闘を伝えます。
古代の壺絵や浮彫では、ベレロフォンがペガサスにまたがり、槍や弓で下方のキマイラを攻撃します。騎手と敵を一組として見ることが大切です。岩につながれた女性と海の怪物がいればペルセウスとアンドロメダ、ヤギの胴や頭と蛇の尾を備えた怪物がいればベレロフォンとキマイラを表します。
ベレロフォンの後半生には、神々に憎まれて一人で荒野をさまよう伝承があります。天へ昇ろうとしてペガサスから落ちる話も伝わり、資料によって結末が異なります。怪物退治と後の転落は、物語の異なる段階です。