占星術
近日点引数
きんじつてんひきすう意味
近日点引数は、太陽を回る天体の軌道面内で、昇交点から近日点まで測る角度です。記号はωで、軌道楕円がその平面内のどちらを向くかを示すケプラー軌道要素の一つです。
解説
昇交点は、軌道が黄道面などの基準面を南側から北側へ横切る点、近日点は天体が太陽へ最も近づく点です。この二点を結ぶ角度を軌道面の中で測るため、基準面上の原点から昇交点まで測る昇交点黄経とは役割が異なります。JPLの惑星位置の式では、近日点引数ωは近日点黄経ϖから昇交点黄経Ωを引いて求めます。たとえばϖが130°、Ωが40°なら、ωは90°です。近日点引数が示すのは軌道の向きで、天体の現在位置には平均近点角や元期など別の要素が必要です。接触軌道要素は指定した元期の位置と速度から得る瞬間的な近似値なので、数値を比べる際は中心天体、基準面、座標枠、元期をそろえます。真円ではすべての点が中心から同じ距離にあるため、近日点の方向と近日点引数は不定です。出生図に示す惑星のサイン度数は、指定時刻の黄経を図にしたものであり、近日点引数とは別の量です。小惑星の軌道要素を参照するときは近日点引数を軌道の向きとして読み、サイン度数は指定時刻の黄経から別に求めます。