占星術

昇交点黄経

しょうこうてんこうけい

意味

昇交点黄経は、軌道が基準面の下側から上側へ横切る昇交点の方向を、基準面上の原点から測った角度です。記号Ωのケプラー軌道要素で、軌道傾斜角と組み合わせて軌道面の向きを定めます。

解説

基準面は計算の対象に応じて変わり、太陽を回る天体では黄道面、地球を回る人工衛星では天の赤道を使う例があります。黄道面と春分点方向を基準にしてΩが40度なら、原点から黄道上を正方向へ40度進んだ向きが昇交点、その反対側の220度が降交点となり、軌道傾斜角が傾きの大きさ、昇交点黄経が傾ける向きを示します。

数値を比較するには、中心天体、基準面、座標枠と分点、元期をそろえます。接触軌道要素は指定した元期の位置と速度へ接する瞬間的な軌道を表すため、摂動を受ける天体のΩは元期によって変わります。軌道傾斜角が0度または180度なら軌道面と基準面の交線は一意性を失い、昇交点黄経も幾何学的に不定です。計算ソフトがこの場合に0度を置くのは規約上の処理です。

西洋占星術では主に月の昇交点黄経を黄道十二宮へ置き、平均ノードまたは真ノードとして表示します。平均ノードは短周期の揺れをならした計算、真ノードはその時点の月軌道から求める計算なので、同じ日時でも度数に差が出ます。チャートの比較条件には、ノード種別と黄道の種類も必要です。

ノードへ人生の方向や課題などの意味を割り当てる説明は占術上の解釈です。計算から確かめられる範囲は、採用した基準と方式におけるノードの度数までです。象徴の当てはまりは出来事や本人の記録と照合します。