占星術
秋分図
しゅうぶんず意味
秋分図は、太陽の視黄経が180度、トロピカル黄道の天秤座0度へ達する秋分の瞬間を、特定の場所で作図したチャートです。マンデン占星術で用いる四季図の一つで、天秤座イングレス図とも呼ばれます。
解説
作図の時刻は世界共通ですが、場所を指定すると、その地点の東の地平線に昇る黄道上の点であるアセンダントと、十二のハウスが決まります。同じ秋分の瞬間でも東京とロンドンではこれらの配置が変わるため、対象都市の緯度・経度、現地時刻と協定世界時の対応、採用するハウス方式を記録します。
「秋分」は北半球の季節名です。同じ9月の分点は南半球では春に当たりますが、太陽の視黄経180度という天文学上の作図条件は共通しています。南北両半球の地域を比べる場合、「天秤座イングレス図」と併記すると、季節名と黄道上の条件を分けて伝えられます。
四季図を三か月ごとの補助図として読む方法では、秋分図を秋分から冬至までの期間へ対応させます。一方、伝統的なマンデン占星術には、最初に作る牡羊座イングレス図のアセンダントが活動宮・不動宮・柔軟宮のどれに入るかによって、蟹座・天秤座・山羊座の追加図を使うか決める方式もあります。秋分図の有効期間を書く時は、採用した方式を添えると前提が明確です。
プトレマイオス『テトラビブロス』の季節天候法は、季節点の直前に起こる新月または満月を基準にしました。その手順は現代の秋分図と異なるため、技法の歴史を説明する際は同一の作図法とみなすのを避けます。チャートから読む社会的テーマは占術上の象徴であり、政治、経済、災害、気象の事実と予測には統計、公的機関の発表、専門家の分析が必要です。