占星術

秋分点

しゅうぶんてん

意味

秋分点は、太陽の通り道である黄道と、地球の赤道を天球へ延ばした天の赤道が交わる二点のうち、太陽が北側から南側へ進む側の交点です。太陽がそこを通る瞬間が天文学上の秋分で、視黄経180度に当たります。

解説

もう一方の交点は、太陽が南側から北側へ進む春分点です。二点は黄道上で正反対に位置し、トロピカル黄道では春分点を牡羊座0度、秋分点を天秤座0度に置きます。

地球の自転軸は歳差によって向きを変えるため、秋分点は恒星を背景にすると長い時間をかけて移動します。トロピカル黄道の天秤座0度は季節の基準へ固定される一方、同名の天文学上のてんびん座には国際天文学連合が定めた別の境界があります。

秋分は世界中で同時に起こる一つの瞬間です。ただし、その瞬間を表す日付と時刻は年、暦、タイムゾーンによって変わるので、秋分図を作る際は対象年の天体暦から視黄経180度となる時刻を取得します。

「昼と夜が等しくなる日」という説明は大まかな目安です。日の出と日の入りは太陽円盤の上端と大気差を含む規約で求めるため、実際の昼夜の長さには緯度や季節による差が残ります。秋分点の位置と通過時刻は天文学上の座標・現象であり、そこへ社会や個人の意味を結び付ける部分が占星術上の解釈です。