占星術

夏至図

げしず

意味

夏至図は、太陽がトロピカル方式の蟹座0度へ入る瞬間を、特定の場所から見たホロスコープです。マンデン占星術では、国や地域の状況を考える四季図の一つとして使われます。

解説

天文学上の夏至は、太陽の見かけの黄経が90度になる瞬間です。トロピカル方式では、この位置が蟹座0度に当たります。瞬間そのものは世界共通ですが、夏至図のアセンダントとハウスは作図する場所によって変わるため、対象とする都市の緯度と経度が必要です。

「夏至」という季節名は北半球を基準にしています。同じ瞬間、南半球では冬至に当たります。それでも、太陽黄経90度または蟹座0度という作図条件は共通です。複数の地域を比べる場合は、同じ時刻の天体位置を使い、場所ごとにアセンダントとハウスを計算し直します。

占星術では、夏至図を夏至以後の社会的な動きを考える補助図として用いる流派があります。ただし、どの期間まで有効とするか、春分図とどのように組み合わせるかには複数の方法があります。気象、災害、政治、経済の事実や予測については、公的機関の資料と専門家の分析を優先し、夏至図は象徴的な時期の整理に限って用いるのが適切でしょう。