占星術
周極星
しゅうきょくせい意味
周極星は、特定の観測地点で、地球の自転による一周の間も幾何学的な地平線の下へ沈まない恒星です。天の極の近くにあり、どの星が該当するかは観測地の緯度と恒星の赤緯で決まります。
解説
一般には、観測地と同じ南北側にある恒星について、赤緯の絶対値が「90度−観測緯度の絶対値」を超えると周極になります。たとえば北緯35度の地点では、赤緯が+55度より北にある恒星が該当します。境界値の恒星は下方通過の時に幾何学的な地平線へ接する配置です。実際には大気差、山や建物、観測地点の標高が見え方に影響するため、計算に使った地平線条件も記録します。同じ恒星でも観測地を赤道側へ移すと出没するようになり、反対半球の高緯度では終日地平線下にある場合があります。
周極星にも、子午線を天の極に近い側で通る上方通過と、遠い側で通る下方通過があります。二つの通過をつなぐ日周経路は、全体が地平線上に収まる円です。「常に地平線上にある」が指すのは天体の幾何学的位置で、肉眼で観察できる時間帯には昼光、天候、恒星の明るさも影響します。占星術で恒星を使う場合は、出生地で周極となるかを緯度と赤緯から判定します。周極という条件が示すのは、出生地から見た日周運動と地平線の関係です。象徴の強さや吉凶を検討する段階では、恒星と天体の合、採用する典拠や技法を別に確かめます。