占星術

クリティカルディグリー

くりてぃかるでぃぐりー

意味

クリティカルディグリーは、黄道上の特定の度数を、占星術上の強調点として捉える時に使われる呼び名です。ただし、この名称には複数の度数体系があり、すべての流派に共通する一つの一覧はありません。

解説

よく知られている一覧では、活動宮の0度、13度、26度、固定宮の9度、21度、柔軟宮の4度、17度をクリティカルディグリーとします。これは、牡羊座0度から月の一日分の平均移動量に近い約13度ずつ黄道を区切る、28の月宿の境界を度単位に丸めたものです。月宿とは、月の通り道を複数の区画に分けた古い天文・占星術上の仕組みを指します。

資料によって固定宮を8度から9度、21度から22度の範囲で示す場合があるのは、約12度51分ごとの境界を整数へ丸める方法が異なるためです。また、サイン最後の29度をクリティカルと呼ぶ現代的な用法や、独自の度数表を使う別系統の技法もあります。どの一覧を採用したかが分からなければ、同じ名称でも結果を比べられません。

出生図に該当する度数があっても、その一点だけで危機や不運を予告することはできません。まず使用する度数体系を明らかにし、天体、サイン、ハウス、アスペクトと合わせて意味を考えます。境界付近では度分秒までの位置と、出生時刻の精度も判断材料になります。