占星術
黄道面
こうどうめん意味
黄道面は、地球の公転軌道を基準に定める平面です。この平面を天球へ延ばした大円が黄道で、太陽は一年かけて黄道上を進むように見えます。
解説
天文学で精密な位置を比べる場合、黄道面には地球・月系の重心が太陽系重心を回る平均軌道面など、基準を明示した定義を使います。地球の軌道面と自転軸の向きは時間とともに少しずつ変わるため、座標には基準日や分点も添えます。黄道面と地球の赤道面を天球へ延ばすと約23.4度で交わり、その二つの交点が春分点と秋分点です。
月や各惑星の軌道面は、黄道面に対して固有の角度を持つ別々の平面です。天体が黄道から南北へ外れる量は黄緯に、軌道面そのものの傾きは軌道傾斜角に表れます。通常の出生図は黄経を円環へ投影し、黄緯と天体までの距離を省くため、空間上の方向を一意に決めるには黄緯などを別に参照します。
二天体の黄経が一致すれば、一般的な占星術図ではコンジャンクションの候補です。黄緯が異なる時は天球上に角距離が残り、掩蔽の判定には視直径、視差、観測地点なども必要になります。黄経や黄緯は位置を示す計算結果で、そこへ合の意味を与える段階が占術上の解釈です。