占星術
黄道光
こうどうこう意味
黄道光は、日没後の西空または日の出前の東空で、地平線から黄道に沿って伸びる淡い光です。太陽系内の惑星間塵が太陽光を散乱し、暗い空では先細りの光の帯として見えます。
解説
惑星間塵とは、太陽の周囲を回る微細な塵です。その多くが、地球を含む惑星の公転面に近い黄道面へ分布しているため、散乱した光も太陽の通り道である黄道に沿って見えます。黄道光として目に入るのは、太陽系内の塵が散乱させた太陽光です。地球大気中で太陽光が散乱する薄明とは、光を散乱する場所が異なります。
黄道光は非常に淡く、月明かりや街の光があると見分けにくくなります。北半球では、春分のころは日没から二時間ほど後、秋分のころは日の出の二時間ほど前が観察の目安です。この時期は黄道が地平線から比較的急な角度で立ち上がり、光の帯が空の高い位置まで伸びて見えます。
同じ惑星間塵による光でも、太陽に近い方向から伸びる帯を黄道光、太陽と正反対の反太陽点付近でわずかに明るく見える部分を対日照と呼びます。黄道光の名は黄道十二星座と同じ空の帯に見えることに由来しますが、これは光の散乱で生じる天文現象です。出生図のサインや惑星の意味を示す光ではありません。