占星術

時角

じかく

意味

時角は、観測地点の子午線から天体の時圏まで、天の赤道に沿って西向きに測る角度です。子午線は観測地点の真北、天頂、真南を通る大円で、時圏は天体と天の北極・南極を通る大円を指します。

解説

天体が観測地点の子午線を通過する時、時角は0になります。その後、天体が西側へ移るにつれて値が増える表し方が一般的です。角度は度または時間で示し、1時間は15度に相当します。ここでいう時間は民間時と異なり、天球の回転を角度として表す単位です。

時角は、地方恒星時から天体の赤経を引いて求められます。赤経は天の赤道上で天体の位置を示す座標、地方恒星時は観測地点の子午線が天球のどの方向を向いているかを表す時刻です。この関係から、天体が南中する前か後かを判断できます。

観測では、時角と赤緯、観測地点の緯度を組み合わせて、高度と方位を求めます。占星術では、アセンダントやMC、ハウスの境界を計算する天球幾何に関係します。ハウス方式によって計算手順が異なるため、時角だけでハウス位置を決めることはできません。