占星術
天の赤道
てんのせきどう意味
天の赤道は、地球の赤道面を天球へ延長した大円で、赤緯0度の基準線です。赤経と赤緯からなる赤道座標の土台となり、太陽の通り道に当たる黄道とは約23.4度の角度で交わります。
解説
天体が天の赤道から北または南へ離れた角度が赤緯です。赤経は、黄道と天の赤道の交点のうち太陽が南側から北側へ通る春分点を起点に、天の赤道沿いを東向きに測ります。一周は24時間で表し、赤経1時間が角度15度に相当します。黄道とのもう一つの交点は秋分点です。太陽は一年の見かけの運動で二つの交点を通り、赤緯の符号を変えます。
地球の自転軸の向きは歳差と章動で変わるため、精密な赤道座標には平均または真の赤道、分点、基準日や元期を指定します。一般的な出生図のサイン度数は黄道に沿う黄経であり、天の赤道に沿う赤経とは別の座標値です。占星術で天の赤道を直接使う例には、赤緯のパラレルやアウト・オブ・バウンズ、天の赤道を分割するレジオモンタナス・ハウスがあります。座標上の関係へ人物や出来事の意味を加える部分は、天文学上の定義とは分けて検討します。