占星術

ユリウス日

ゆりうすにち

意味

ユリウス日は、ユリウス暦の規則を制定前までさかのぼって適用した紀元前4713年1月1日正午を0.0として、日と時刻を連続して数える番号です。時刻を小数で表す値はJDと略され、整数部分は正午に切り替わります。

解説

たとえば2000年1月1日0時はJD 2451544.5、同日の正午はJD 2451545.0です。差の0.5日は12時間に当たり、後者は標準元期J2000.0にも使われます。英語資料では、日を整数で数えるJulian Day Number(JDN)と、時刻まで小数で示すJulian Date(JD)を分ける場合があります。

年月日では月の長さや閏日、暦法の違いを考える必要がありますが、ユリウス日は一つの数直線上で増え続けます。このため二つのJDを引けば経過日数を求めやすく、天体暦や占星術ソフトも日時をJDへ直してから惑星位置を計算します。ユリウス暦からグレゴリオ暦へ日付名が切り替わる箇所でも、同じ時間の流れに対するJDは途切れません。

精密な時刻には、JD 2451545.0 TTやJD 2451545.0 UT1のように時刻系を添えます。TT、UT1、UTCはそれぞれ異なる尺度なので、記号を省いた数値だけでは計算目的に必要な瞬間の精度が失われます。出生記録を換算する手順は、現地時刻に当時のUTCオフセットを適用し、暦の種類と時刻系を指定してJDを求める流れです。

ユリウス日は連続日数であり、4年ごとの閏年を基本とするユリウス暦とは別の概念です。修正ユリウス日(MJD)はJDから2,400,000.5を引いた値で、整数の境を正午から午前0時へ移します。データを読む時は、JDかMJDか、付記された時刻系は何かを最初に確かめます。