占星術
オーブ外
おーぶがい意味
オーブ外は、二天体の黄経差とアスペクトの基準角とのずれが、採用した許容度を超えた状態です。その設定ではアスペクト不成立と記録します。
解説
判定では、二天体の黄経差を0〜180度の小さい側へ直し、基準角との差を求めます。金星が牡牛座10度、火星が獅子座19度なら黄経差は99度で、スクエアの90度から9度離れています。スクエアの許容度を8度とした図ではオーブ外ですが、10度ならオーブ内です。境界では丸める前の度・分・秒を使います。
許容度は方式ごとに異なります。現代占星術では主要アスペクトを広く、小アスペクトを狭くし、太陽と月だけ幅を広げる設定も見られます。伝統占星術の基準は各天体へ割り当てたオーブで、二天体の半径の合計から成立範囲を求める仕組みです。ウィリアム・リリーのプラティック・アスペクトが、この計算法を具体例で示しています。
オーブ外とセパレーティングは別の情報です。前者は指定時刻の角度が許容範囲を外れた状態、後者は正確な角度を過ぎて二天体が離れつつある運動段階を指します。現在の速度が基準角へ向かうなら、今はオーブ外でも後にオーブへ入る可能性があります。運行では位置から現在の差を出した後、速度と時刻を使って差の変化を追う手順です。
ソフトで再現するには、対象天体、座標の中心、黄道方式、アスペクトの種類、天体別またはアスペクト別の許容度をそろえます。感受点や小惑星が自らオーブを持つかどうかも設定差の一つです。表示されないアスペクトを調べる時は、黄経差と基準角からのずれを先に計算すると、データ不足と設定による除外を区別できます。
天文学上の事実として確かめられるのは、各天体の位置と角度差です。その差をアスペクトとして採用する境界は占術方式に属し、意味づけはさらに後の解釈になります。オーブ外の配置へ補助的な意味を与える場合は、例外を設けた理由と上限を記し、同じ条件をほかの配置にも適用します。