占星術
パラレル
ぱられる意味
パラレル(赤緯平行)は、二天体の赤緯が同じ北側または同じ南側にあり、設定した許容差以内で近づく配置です。判定基準は天の赤道からの南北距離で、黄経アスペクトとは計算軸が異なります。
解説
赤緯は、天体が天の赤道から北または南へどれだけ離れているかを角度で示す赤道座標です。北をプラス、南をマイナスで表すことが多く、赤経と組み合わせて天球上の方向を定めます。たとえば木星が赤緯プラス20度10分、土星がプラス20度40分なら赤緯差は0度30分です。許容差を1度とする方式ではパラレルに入ります。
一方がプラス20度、もう一方がマイナス20度のように絶対値が近く南北が反対なら、名称はコントラパラレルです。パラレルでは通常の差の絶対値を取り、コントラパラレルでは南北の符号を外した値の差を調べます。南北の記号を残すことで、二つの配置を区別できます。
同じ赤緯が示すのは、天の赤道から測った南北位置の一致です。天球上の東西方向を示す赤経が大きく違えば、二天体は同じ赤緯線上の離れた場所にあります。黄道を基準にする黄緯とも座標軸が異なり、パラレル、合、黄緯の一致はそれぞれ別の位置関係です。
数値の再現条件は、計算日時、地心か地表基準か、参照する赤道と分点、見かけの位置か別の補正条件かの四点です。出生図で一般的な地心位置へ観測地点を加えると地表基準位置になり、とくに月では赤緯の差が広がる場合があります。表やソフトを比べる前に座標設定をそろえると、計算条件による差と入力ミスを切り分けられます。
占星術では、パラレルを合に似た関係として読む方式があります。この対応は、赤緯の座標定義へ加えた占術上の規則です。採用する場合は赤緯差の上限と解釈規則を記録します。マンデン・パラレルは、ハウス内の比例距離から独立に判定します。