占星術

プロミッター

ぷろみったー

意味

プロミッターは、プライマリーディレクションでシグニフィケーターと対になる能動側の天体・感受点です。英語ではpromissorを標準形とする資料があり、promittorも同じ役割名として使われます。

解説

プライマリーディレクションは、地球の自転による天球の日周運動を出生図へ対応させる時期技法です。順方向ではプロミッターをその動きに沿って運び、受動側のシグニフィケーターと所定の位置関係になるまでの方向弧を測ります。たとえば月をプロミッター、ASCをシグニフィケーターに選ぶと、月が出生時の東の地平線へ達するまでの回転量が計算対象です。

伝統的なプロミッターには七天体とそのアスペクトがあり、恒星を加える著者もいます。ここでいうアスペクトは、天体そのものに加えて、トラインやスクエアの角度が作る黄道上の作用点も候補にするという意味です。採用範囲は方式ごとに異なるため、計算結果には天体名、アスペクト、緯度を含めたかを記します。

順方向ではプロミッターがシグニフィケーターへ進み、逆方向ではシグニフィケーターをプロミッターの位置へ運びます。一方、古典文献には、固定したシグニフィケーターが黄道上を進むように見える視点から「ASCを月へ方向づける」と表す例もあります。文章上の主語と実際に動かす点の関係を解く手掛かりは、順方向・逆方向の別と著者が採用した規約です。

計算から得られるのは二点の方向弧と、時間鍵で換算した年齢です。プロミッターの天体が出来事の性質を、シグニフィケーターが関係する生活領域を表すという部分は占術上の解釈に当たります。再検証には、二点の役割、方向、座標方式、時間鍵と、実際の経過を一緒に残すことが役立ちます。