占星術
レジオモンタナス・ハウス
れじおもんたなすはうす意味
レジオモンタナス・ハウスは、天の赤道を30度ずつ十二分し、各分点を通って観測地の地平線の北点と南点を結ぶ大円を作り、その大円と黄道の交点をカスプとするハウス方式です。
解説
北点と南点は、観測地の子午線が地平線と交わる二点です。この語は、天の北極と南極とは別の位置を指します。この二点と赤道上の各分点を通るハウス円が黄道を横切る場所を図の境界へ移すため、赤道上では等間隔でも黄道上の各ハウスには幅の違いが生じます。
同じ空間分割方式でも、カンパナスは天頂、東点、天底、西点を通る第一垂直圏を十二分します。レジオモンタナスが分けるのは天の赤道です。イコール方式は黄道そのものを30度ずつ分けるので、三方式は中間カスプの決め方が異なります。
計算には日時を換算した世界時、観測地の経度と緯度、地方恒星時、黄道傾斜が必要です。Swiss Ephemerisでは方式コードRを指定します。極圏より高緯度ではMCが地平線下へ来る場合があり、同ライブラリは幾何学上の定義に従ってMCとICを入れ替えるため、比較時にはソフト名と版、入力地点、出力されたカスプを残します。
この方式は15世紀のヨハネス・ミュラー、通称レジオモンタヌスの名を冠しますが、それ以前の用例も伝わります。17世紀のウィリアム・リリーがレジオモンタナス式のハウス表を使ったことから、彼の方法を継ぐホラリー占星術で広まりました。歴史的な採用は計算法を選ぶ根拠の一つです。方式の正しさを決める天文学上の証拠とは、役割が異なります。
天体がどのハウスへ入るかは、方式と入力値から求める計算結果です。そのハウスへ質問、仕事、関係などの意味を割り当てる部分は占術上の判断なので、方式を比較する際は同じ出生データまたは質問時刻でカスプ度数を並べ、境界付近の天体が移る条件を先に確かめます。