占星術
トランジットチャート
とらんじっとちゃーと意味
トランジットチャートは、指定した瞬間の天体位置を天体暦から計算した占星術図です。指定日時には現在、過去、未来を設定できます。単独図として見る方法と、出生図などの基準図へ重ねる方法があります。
解説
作図の出発点は、対象の日付、時刻、タイムゾーンです。現地時刻をUTCへ換算し、その瞬間の天体位置を天体暦から求めます。同じUTCなら、標準設定の地心黄経は観測地が変わっても共通です。ASC、MC、ハウスまで表示する場合は場所が必要なので、イベントが起きた地点など採用地も記録します。
単独のトランジットチャートは、選んだ瞬間の天体同士の配置を示します。出生図との比較では、出生天体を内円、運行天体を外円に置くバイホイールが代表的です。ただし円の順序や配色はソフトによって違います。図名、日時、凡例を先に読み、どちらが基準図かを特定してから相互アスペクトとハウスへの入り方を追います。
トランジットという技法では、運行天体が出生天体、ASC、MCなどへ作る角度を調べ、設定したオーブの内側を接近、完全に一致するヒット、分離の三段階に分けます。逆行が基準度数を往復すると、同じ組み合わせのヒットが複数回生じるため、各時刻と進行方向を残します。
再計算に必要な項目は、対象日時とUTC、場所、黄道方式、座標中心、天体暦、ハウス方式、基準図、オーブです。天体位置、アスペクト、正確な接触時刻は計算上の結果に当たります。それらを「仕事の転機」などへ結び付けるのは占術上の解釈で、出来事の原因や意思決定は契約、記録、本人の状況といった現実の資料から確かめます。