占星術

トランジットオーブ

とらんじっとおーぶ

意味

トランジットオーブは、運行天体と出生図の天体・感受点が、指定したアスペクトの正確な角度から何度まで離れていても対象に入れるかを示す許容幅です。単位は角度で、1度などと設定します。

解説

判定では、二点の黄経差を0度から180度の範囲へ直し、アスペクトの基準角との差を求めます。出生太陽が牡羊座10度、運行火星が蟹座11度なら黄経差は91度です。スクエアの基準角90度との差は1度なので、スクエアのトランジットオーブを1度以上に設定した場合は範囲内となります。

許容幅の数値は占術方式やソフトが選ぶ設定値です。主要アスペクトと小アスペクト、運行天体の種類、接近側と分離側で別の値を採る方式もあるため、単に「オーブ内」とだけ記すと再現条件が欠けます。結果には基準角、採用オーブ、実際の差を併記し、別の設定でも判定をたどれる形にします。

オーブの角度幅と、範囲内にいる時間は別の尺度です。月の1度は短時間で通過しますが、留に近い外惑星の1度は長く続く場合があります。逆行では、オーブへ入り、正確な角度へ達し、離れた後に再び近づく経路も生じるため、期間の計算には両天体の前後の黄経と速度が要ります。

角度と速度から確定できるのは、オーブ内にあるか、接近中か分離中か、正確なヒットがいつかという計算結果です。その期間を「仕事の転機」などへ結び付けるのは占術上の解釈に当たります。契約や体調の期限は、日程、診療記録、当事者の状況といった現実の資料から判断します。