占星術
金星リターン
きんせいりたーん意味
金星リターンは、運行中の金星の地心黄経が、出生図の金星黄経へ戻る瞬間と、その時刻に作るチャートです。地球から見た回帰は通常一年に一度ほどですが、正確な間隔と通過回数は出生度数と逆行の位置で変わります。
解説
NASAが示す約225地球日は、金星が恒星を基準に太陽を一周する公転周期です。金星リターンは、移動する地球から見た金星が出生黄経へ重なる条件を使います。二つは基準の異なる周期です。出生日時へ225日を足した値は公転周期の概算にとどまり、地心回帰の正確な日時は地心天体暦から求めます。
計算では、出生金星と運行金星に同じ黄道方式と座標中心を使い、黄経差が0度になるUTC時刻を探します。トロピカルかサイデリアルか、地心か日心かで結果が変わるため、使用した天体暦を含めて設定を記録することが大切です。地心回帰の瞬間は作図地点に共通ですが、ASC、MC、ハウスは場所に応じて変化します。
金星が出生度数の近くで逆行すると、順行、逆行、再順行の三回にわたって正確な回帰が起こる場合があります。各時刻と進行方向を残すと、どの接触でリターン図を作ったか再現できます。留の近くでは黄経の変化が遅く、わずかな位置差が大きな時刻差へ広がるため、計算精度も記録の一部です。
占星術では、金星リターン図を関係、喜び、価値観、支出、制作など、金星へ割り当てるテーマの振り返りに用います。これは黄経の一致へ加える占術上の解釈です。恋愛、契約、収入、購入の判断は、相手の意思、合意内容、予算、実際の収支を基準にします。