占星術
金星
きんせい 別名:Venus意味
金星は、太陽から二番目を回る惑星です。占星術では、愛情、美意識、好み、価値観、心地よい関係の作り方を象徴し、牡牛座と天秤座の支配星とされます。天文学上の事実と占術上の意味は分けて捉えます。
解説
金星は地球の軌道より内側を回る内惑星で、空では太陽の近くに見えます。地球からは時期によって明け方または夕方に見えますが、明けの明星と宵の明星は同じ惑星です。NASAの資料では、太陽を一周するのに225地球日かかり、自転には243地球日を要します。夜空では月に次いで明るく見える天体です。ここまでが天文学上の説明です。
プトレマイオスの『テトラビブロス』では、金星は牡牛座と天秤座の住居を持ち、木星や月とともに吉星へ分類されました。これは古代地中海世界の宇宙観と占星術上の分類です。後世には、ローマ神ウェヌスやギリシャ神アフロディーテの物語も、愛、美、魅力という意味の背景になりました。惑星の公転と明るさは観測できる事実、恋愛や価値判断との結び付きは占術上の解釈です。
出生図では、金星のサインから好意や好みを表す方法、ハウスからその性質が現れやすい生活領域、アスペクトから他の天体との関係を検討します。例えば金星が土星と強く結び付く配置なら、愛情や支出に慎重さや責任を重ねるという読みが一例です。同じ配置でも、本人の経験、ほかの天体、採用するオーブによって説明は変わります。
恋愛相談では、相手本人の言葉と行動を、同意や将来の意向を判断する基準にします。実際に確かめるのは、連絡頻度、約束、互いの境界です。買い物や収入に関する相談なら、好き嫌いという感覚と、価格、予算、契約条件を分けます。好みを知ることと、現実の条件を照合することを同じ順序に置くと、金星の象意を選択へつなげられます。