神話

はと座

はとざ 別名:Columba・Col・Dove

意味

はと座は、おおいぬ座の南西にある南天の星座です。16世紀末にペトルス・プランシウスが「ノアの鳩」を意味する名で星図へ加え、現在は国際天文学連合(IAU)が境界を定めています。

解説

プランシウスは1592年、世界地図の余白に置いた天球図へ「Columba Noachi(ノアの鳩)」を描きました。古代ギリシャの48星座には含まれない、近世に成立した星座です。この来歴を押さえると、古代から鳩の形で受け継がれた星座ではないことが分かります。

名称の基になった『創世記』では、箱舟から放たれた鳩がオリーブの葉をくわえて戻り、ノアは洪水の水が引いたと知ります。これは星座名の背景にある聖書の物語です。天球上の星々が、物語の鳩と物理的な関係を持つわけではありません。

占術で鳩を平和や知らせへ結び付けるのは、聖書の物語や一般的な鳩の象徴から広げた解釈です。星座の成立史、天文学上の領域、占術上の意味を分けると、どの根拠で読んでいるかが明確になります。